49001-6602R ルノー ローガンII 2012 左HD ステアリングラック

ラック＆ピニオン式ステアリングギアは、シンプルな構造で設計が容易で、伝達効率も高いという特徴があります。完全密閉構造により、信頼性と耐久性を確保しています。海外では長年広く採用されてきましたが、伝達比が低いため用途が限られており、現在では小型車に多く採用されています。

ラック＆ピニオン式ステアリングシステムでは、ステアリングシャフトの先端に円筒形のギアが装備され、車体フレーム内に収納されたラックと噛み合います。ラックはボールジョイントを介して2本のタイロッドに接続されており、この構造によってタイロッドが直接駆動され、車両の旋回が可能になります。

ラック＆ピニオン式ステアリングギアに摩耗が生じ、隙間が生じた場合、スプリング機構がギアをラックに押し付けることで適切な噛み合いを維持し、ステアリングホイールを正しい位置に保ちます。これにより、ステアリングの感度と応答性が向上します。

制御弁

注意：

●オイルポンプに接続するオイル入口はパワーシリンダーへの２つのオイル穴の中央にあります。

●オイルリザーバに接続されたオイル出口はパワーシリンダへの２つのオイル穴の上または下にあります。

●オイルポンプに接続されたオイル入口とオイルリザーバーに接続されたオイル出口を混同しないでください。ステアリングギアが損傷します。

● 動作状態 ● 振動（回転数：60～120rpm）

● 圧力（常圧0.7～1.0MPa、最高2MPa）● 温度：常圧80℃、最高120℃

● オイル：ATF（オートマチックトランスミッションオイル）● 往復動（ストローク：最大80mm、速度：最大0.1m/s）

● 高圧（常用8MPa、最大12MPa）● 大きな偏心（最大1mmT.1.R）

ねじり特性曲線

ねじり推力特性曲線

無負荷特性曲線

ラック＆ピニオンステアリングギアの機能図

1.調整ナット 2.調整ネジ 3.調整スプリング 4.調整半円 5.調整半円ガスケット 6.ボトムシェルベアリング 7.エンドプレートナット 8.エンドプレートネジ 9.ボトムシェル

10.オイルタンク 11.長いオイルパイプ 12.短いオイルパイプ 13.シャーシ下 14.チューブフェルール 15.ダストカバー 16.ストラップ 17.タイロッドナット 18.タイロッドエンドアセンブリ 19.バルブ歯ベアリング 20.バルブ歯オイルシール 21.バルブ歯 22.バルブボディ 23.バルブボディシールリング 24.スプール 25.トップシェルベアリング 26.トップシェルオイルシール 27.トップシェル 28.シェル接続ネジ 29.ラック 30.ピストン

シールリング 31.Oリングピストン 32.ピストン 33.ピストンジャンプリング 34.高圧オイルシール 35.滑り軸受 36.オイルタンクオイルシールカバー1 37.オイルタンクオイルシールカバー2 38.オイルタンク

ジャンプリング

工場出荷時のディスプレイ